辰野町・里山を体験できる宿『かやぶきの館』

ローカルライフライターのはるなつです。

すっかり秋らしくなった信州ですが、稲刈りが最盛期を迎えていた9月の半ばに『かやぶきの館』に宿泊してきました。

『かやぶきの館』は箕輪町の隣町、蛍で有名な辰野町の山あいにあります。

雰囲気抜群の建物と風景は宿泊だけでなく、日帰り入浴やお食事だけで楽しめるので、ぜひ気軽に訪れてみてください。

日本最大級のかやぶき屋根

かやぶきの館といえば、やはり魅力はかやぶき屋根です。

こちらは大きさが日本一とのことで、たしかに大きい。
移築してきたものではなく、新築で築年数は25年ほどなので思っていたより新しいものでした。

中に入ると、外の日差しを全く感じないほどひんやりと涼しく別世界。

お土産物や地元野菜が並んでおり、宿泊や入浴の受付カウンターがあります。

囲炉裏もあって、ここだけでも里山気分を味わえます。

開放感のある『わたり廊下』が贅沢

大浴場や宿泊の部屋までは、長い廊下を通ります。

廊下はほぼ全て全面ガラス張りで、外の風景や季節の草花を楽しむことができます。

古い農機具や機織り機なども置いてあるため、博物館に来たような気分にもなれます。

中庭の植物は手入れがされているものの自然の姿を意識して庭造りをされているためか、里山にいることを実感できます。

休憩室は宿泊でなくても利用できます

入浴後に利用できる、休憩室にはリラックスチェアもあります。

椅子は外の風景に向いて設置されているので、自然を眺めながら穏やかな気持ちで湯上りのひと時をすごせそうです。

食事は里山の旬を満喫

夕食は、地元の食材を丁寧に調理した、身体が喜びそうな料理がたくさん並びました。

長野らしい塩いかの和え物や地元の郷土料理の大根の漬け物の煮物など、ここでしか食べられないメニューが魅力です。

野菜天ぷら、茶わん蒸しもついて来ますが、食欲旺盛な男性には少し物足りないメニューかもしれません。

ご飯は土鍋で炊いた『とうもろこしの炊き込みご飯』。
香ばしい香りととうもろこしの甘味が、夏の終わりに嬉しい夕食でした。

翌朝の、土鍋で炊いた白飯もとても美味しく、家族に大好評でした。

名物のおやきはお土産にも

お部屋のお茶菓子は、かやぶきの館名物のおやきでした。

小ぶりなサイズ感で、ちょっとした間食にも食べやすく美味しかったです。

翌朝、出発に間に合えば焼き立てを購入することもできますよ。

冷凍もあるので、お土産としてもおすすめです。

何もない贅沢が味わえる『かやぶきの館』

かやぶきの館周辺には観光地はなく、こどもが遊べるスポットもありません。

だからこそ、散歩を楽しんだり、おしゃべりしたり、ゆっくりと時間をすごすことができます。

今回は行っていませんが、ハイキングコースなどもあるようなので、時間をたっぷりとって楽しむのもいいですね。

車中泊の方用に、RVパークも整備されているので、キャンピングカーなどで訪れるのもおすすめです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。