身近にお宝?不思議なウランガラス
こんにちは。ローカルライフのライター、カナフィルです。まだまだ猛暑が続きますが、朝晩のひんやりとした風が秋を到来を告げています。
少し涼しい風が吹くだけで、動きやすくなるのが体の不思議。ここ数日は、朝早起きをして部屋の片付けをしていたのですが……
先日、少し不思議な体験をしました。
そう、手持ちのブローチが見たことの無い色に光っていたのです。
時間は丁度、夜明け前。空が青白くなる頃の光に当たった部分だけが蛍光色に。
夜が明けて、朝日が差し込み始めると元のグリーンに戻りました。これは一体……?
調べてみると、どうやらこのブローチには”ウランガラス”が使われていたようです。
ウランと言っても人体に影響はなく、中世のヨーロッパや日本で盛んに作られたガラスだそう。ガラスを作る際に着色料としてほんの僅かにウランを加えることで、ブラックライトや紫外線によって光る不思議なガラスが生まれるそうです。その美しさから食器や花瓶、そしてブローチ等に使われました。
日が昇る前は大気に紫外線が多く留まることから、たまたま光るタイミングに遭遇できたようです。
正に偶然に偶然を重ねたような出会いでしたが、蛍のようにほの明るく光る様子は正に神秘的。忘れられない光景です。
このウランガラスですが、日光の下では薄いグリーンや黄色に見えることが多いそう。
もしお家でグリーンや黄色のガラスの花瓶や食器、装飾品を見つけたら、ブラックライトや夜明け前の光に是非当ててみてください。もしかしたら隠れた宝物、ウランガラスかもしれません。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。