松~Pine~

こんにちは、ワーカーのLouです。先日、無作為に本を借りたら松の本が入っていました。松茸との関係や種ができるのに時間がかかるなど面白い内容でした。

松は、海岸の岩の上や火山活動でできた土の少ない土地でも成長できます。赤松の根っこに菌が入り込みその菌が養分を集めて松に渡しているからです。菌は糖などをお礼にもらっています。その菌が地上に出たものが松茸です。松茸になるのに、松と共生すること20年位かかるそうです。

松の種は受粉してから種になるまで2年かかるそうです。ずいぶんのんびりしているなと思いました。

松は脂を分泌します。樹に傷がついたときに瘡蓋の役割をするそうです。野球のピッチャーが、手に白い粉を滑り止めとして付けています。あれも松脂の成分が入っています。バイオリンの絃にも塗ります。塗らないとバイオリンはあまり音がしないそうです。小さいお子さんがいらっしゃる方は、糸電話の糸に松脂を塗って指でこすって音を出すといいと思います。

松葉は細いので全方向から光を受けることができるそうです。また細い葉なので、下の葉に日陰を作らず、土地面積当たりの光合成の量も多いそうです。しかも常緑なので光合成する期間も長いと、いい戦略をとっています。広葉樹に比べて水の蒸発も少ないそうです。

皆さんおなじみの松葉サイダーも載っていました。松葉についた酵母の働きを使ったものです。

暑さも、もう一踏ん張り。松葉サイダー飲んで秋を迎えましょう。最後までお読みいただきありがとうございました。