遊び方は自由に♪娘の土遊び

いまいち雨の少ない日が続いていますが、すでに信州も梅雨入りしているようですね。

実家の畑では、玉ねぎの収穫が終わり、少しづつキュウリが採れるようになってきました。

トマトも青い実をつけ、ジャガイモももう少しで収穫できるかというところ。

じいちゃんばあちゃんが畑に入って作業をしていると、2歳の娘は喜んで畑に入っていきます。

ばあちゃんのマネをして草むしりしたり、チンゲンサイや春菊の葉をちぎったり、ラディッシュを引っこ抜いてみたり。

勢いで尻もちをついても、エヘヘと笑って楽しそうにしています。

畑の隅の空いている一角を遊び場にして、シャベルを持ってきてものすごい集中力で土をほじって遊んでいました。

このくらいの年齢の子どもは特別なおもちゃがなくても、ただ自然と触れ合うだけで楽しめてしまうものなんですね。

自分が幼い頃に畑が好きだったかは覚えていないし、正直に言うと中学生の頃には畑の草むしりがイヤで休日も部活に勤しんでいたものですが、畑に関する思い出はたくさんあります。

近所に住む祖母が畑でイチゴを育てていて、それを一緒に採ってイチゴミルクにして食べるのが好きだったこと。

母の作った、家庭菜園で採れる人参の若い葉の酢味噌和えが美味しかったこと。

母の実家に遊びに行った時だけの、畑から採ったばかりのトマトを細かく刻んで砂糖をかけて食べる特別感。

最近の野菜の苗は改良が進んでるのか、家庭で育てても酸味や青臭さが少ないような気がします。

いちごやトマトに砂糖をかけなくてもちゃんと甘いし、とうもろこしやスイカに塩を振らなくても甘くて美味しい(イチゴミルクも砂糖トマトも大好きですけどね)。

苦手だった味の濃いピーマンや人参も、今では良い思い出ですね。

土を口に入れてしまった娘にばあちゃんが「免疫力が上がっていいわ!」と言っていたのが気になって少し調べてみると、土いじりは雑菌や微生物に触れたり五感が刺激されたりするので、心身ともに良い影響を受けるという考え方があるようです。

幼少期に、気軽に土に触れて自然を感じられる環境が身近にあるというのは、幸せなことなのでしょう。

子ども時代の自然体験は、これからの性格形成に大切なものだとも聞きます。

これからが野菜の収穫が楽しめる本格的なシーズン。

娘の子ども時代の思い出の中に、少しでも畑での出来事が残ってくれたら嬉しいですね。