箕輪町で聞いためずらしい方言
こんにちは!ワーカーのマルコです。
過去の記事で上伊那地域の方言をご紹介しましたが、生まれも育ちも上伊那である私が最近初めて聞いた、方言と思われる言葉がおもしろかったので、ご紹介したいと思います。
「さっそくな人」
「ちょうきなものができない」
「あの人はでんぶだ」
どうでしょう、聞いたことがあるでしょうか!?
ひとつずつ、私なりの解釈でご説明します。
さっそく
気さく、さっぱりした性格というような意味で使われるようです。
母と祖母が、初めてお会いした人のことを「さっそくな人だった」と話していました。
親しみやすさを感じたようで、好意的な意味合いで使っていたのだと思います。
ちょうき
これはネットで検索すると掲載しているサイトがあり、「整っている」とされていました。
母の兄弟同士が畑仕事の話の中で「大根の種を撒いてもちょうきなものができないから作らない」と言っていて、意味を聞いたら「ろくなものができない」ということだと教えてくれました。
「整った形のものができない=ろくなものができない」というニュアンスでしょうか。
でんぶ
豪華な食事をごちそうしていただいた時に聞いた言葉です。
「羽振りが良い」という意味合いだとか。
ご本人に対して言っていたので、場合によっては誉め言葉としても使われるのかもしれませんね。
方言は新しい言葉!?
今回ご紹介したのは箕輪町出身の母と母の兄弟、それと祖母が使っていた言葉ですが、同年代の駒ケ根市出身の親族が知らない言葉も。
同じ上伊那郡内なのにと不思議に思いましたが、考えてみれば方言が主体的に使われていた時代には自動車や電車などの長距離移動の手段がなく、それぞれの地域ごとに言葉が使われていたのだろうなぁとその時代を想像して、少しほっこりとした気持ちになりました。
方言とはいえ、初めて聞く言葉は新鮮さを感じて興味深いですね。
新しい言葉と知ると、ちょっと使ってみたくなるもの。
そのチャンスがくるのが待ち遠しくなりました。