山野に映える共演♪穴場的なスポットを訪ねて
こんにちは。ワーカーの linoaloha です。新型コロナウィルス感染症の影響で、春だというのに明るくなれる話題が少ないですね。
そこで、春の足音も聞こえてきましたので、身近に咲き誇るお花の紹介も兼ねて季節のお便りをお届けします。
まずは最初に、営業期間4月~11月の『ながた自然公園』に行ってまいりました。
とても穏やかな性格で人懐っこいアイドル犬「アトラ (正式名:アトランティス)」くんが出迎えてくれました。黒色の柴犬なんて珍しいですね♪
お目当ては、アカマツ林の中の湿地に咲き誇る水芭蕉と座禅草です。
ウォーキングがてらアカマツ林の中を歩き『ミズバショウ園』に到着。総合受付の裏側、焼肉広場の横にあります。
大きな面積ではないのですが、落ち葉の下は湿地帯になっていて柵が設けられています。
先月に伺ったときは、まだ早くて、水芭蕉はツボミ状態で目立たず、よく目を凝らさないと分からない状態でしたが、その横には、ひっそりと座禅草が水芭蕉に寄り添って仲良く同居していました。
この赤褐色の花びらを持つ座禅草は、春に最も早く咲く花の1つと言われています。そのため、自ら花の部分を約25℃くらいまで発熱して雪を融かすそう。
座禅草は別名、ダルマソウ(達磨草)とも言われます。これは、インド人仏教僧の達磨大師が座禅を組んだ姿に見立てて名付けられたと言います。
先月末には、季節外れの雪が降りましたが、そう言われてみれば、頭からすっぽりと布頭巾をかぶったお坊さんが寒さに耐えながら座禅を組み、春の訪れをじっと待つ姿に似ていますね。
そして、こちらが水芭蕉です。白色の花びらのように見えるのは、実は葉っぱの一部です。虫を集めるために、花に似せた仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる変化した葉だそう。中央にある黄緑色の長細いトウモロコシのような棒状が花の集合体(花びら無し)になります。
これは、座禅草と同様にサトイモ科植物の特徴です。また、白い葉っぱが牛の舌に見えるところから別名、ベコノシタ(牛の舌)とも呼ばれているそう。
4月に入ると、成長した水芭蕉も段々と増えてきて春の息吹を感じます。 逆に、座禅草は、よくよく見ないと分かりづらくなります。
水芭蕉と言えば、なんとなくのどかなイメージで見た目が美しく、花言葉も「美しい思い出」「変わらぬ美しさ」とありますが、実は、とても危険な植物!綺麗な花には毒がある、見た目とは裏腹に毒草と表示されている図鑑もあります。
そして、『ながた自然公園』と言えば、キャンプですね!子ども時代は、何かしらとよく行事で利用していました。
今は、三角屋根のキャビンが出来ていて、その中でも限定1棟(山百合)のみになりますが、ペット同伴で、わんちゃん、ねこちゃんと一緒に山の中で宿泊ができるそうです。写真の奥側、柵があるのが山百合です。
昔は、ペット不可だったようですが、時代の流れでしょうか?
なお、BBQや宿泊、料金等、詳しくは、ながた自然公園 ℡ 0265-79-0600 まで、お電話でお問い合わせください。