蚤の市/つまずきの石
こんにちは。ワーカーのsaltufoです。夏も本番ですね。ドイツの月間天気予報を見たところ、今年の夏は暑くなさそうなので少し寂しい気がします。おまけにゲリラ豪雨が頻繁なので得体の知れない怖さを感じています(~_~;)
週末の賑わい、蚤の市
コロナの騒ぎで蚤の市の存在をすっかり忘れてしまっていました(^^;週末にはいろいろな場所で蚤の市が開かれています。
今回私が訪れたのは毎週土曜に開かれている蚤の市です。ここの開催時間は朝8時~16時です。午後の遅い時間だと既に店じまいしている事もあるので、少なくとも昼までに行くのがベストだと思っています!
この日は天気も良く気温も心地よかったです。
早めの時間に行きましたが、思ったよりお客さんが入っていました。
食器、レコード、アンティーク雑貨、カメラ、自転車、、などなど見るだけも楽しめます(^^♪
ゆっくり見て回りふらりと買って、二周ほどしたところでちょうど12時近くなっており、人出が朝よりだいぶ増えていました。インビス(ファストフードの屋台)も出ていましたが人の多さが気になったので今回はこれにて終了しました。
今回の戦利品はこちらの四点です。左からランタン、水差し、フォーク、暖炉の掃除道具。
ランタンはイギリスのもので炭鉱夫のランプと呼ばれるオイルランプでした。
水差しは、お店の人にこれ何に使うの?と聞いたら「何でもOKよ!軽いし、そうね~酢を入れてもいいわね」酢?酢って言った?聞き違いかな(笑)酢ではなく一輪挿しにしようと思ってます。
暖炉の掃除道具は、、ひとまず単なる飾りとして(^O^)今住んでいる家には暖炉はないので。。
蚤の市もコロナ禍なのでルールが設けられています。
①アプリを使って訪問チェック(アプリを入れてない人は、手書きで住所氏名連絡先を記入例し提出)
②指定のマスクを必ず着用
③距離を保つ
結構しっかり守られています。特に①②は徹底しています。
また晴れた日に訪れたいと思います!
残していく痕跡
友人と街を歩いている時に教えてもらいました。道に埋め込まれている10㎝四方の真鍮のプレートです。これはケルンの彫刻家グンター・デムニッヒ氏のプロジェクトでホロコーストの記憶の取り組みの一つだそうです。
このプロジェクトは「つまずきの石(Stolpersteine)」と名付けられており、縦10㎝×横10㎝×高さ10㎝のコンクリートブロックの上に真鍮のプレートが付けられています。1つのプレートにつき1人の名前や生年月日、収容所に移送された年などが刻まれています。そしてその人が収容所に移送された時に住んでいた家の前に埋め込まれるそうです。
身近な日常の中で犠牲者をふと思い起こさせるのは、過去の過ちを繰り返さないために、そしてドイツの負の歴史をけして忘れないようにする最も効果的な方法であろうと思います。
このプロジェクトは1993年に始まり現在、約75,000個のつまずきの石がヨーロッパ中に配置されているそうです。
(私が写真に撮ったつまずきの石は黒ずんだものばかりですが、ぴかぴかのものにも出会ったことがあります。綺麗でした。)
日常とアートと歴史と、、色々考えさせられます。
では良い休暇をお過ごしください!
Schöne Ferien!