ヴィンテージアクセサリーから学ぶ配色テクニック

こんにちは。ローカルライフのライター、カナフィルです。

今回はヴィンテージアクセサリーのお話をさせていただきます。

というのも、ここ数ヶ月、祖母の持ち物であるヴィンテージアクセサリーの整理に携わっているため。

現代のアクセサリーも勿論素敵ですが、また一線を画すデザインと装飾の優雅さ。そしてカラフルな色使いに目を奪われます。

ヴィンテージアクセサリー最盛期の1900年代前半のアクセサリーは凝った造りのお品が多く、その流れに合わせるように、色使いも豊かに発展していったのです。

例えば、こちらのブローチ。一見青一色に見えますが、左下にほのかに赤色を混ぜることでより色に深みが出ています。更に隅にオーロラカラーのストーンを合わせることで、全体を引き締めながらも華やかな印象に仕上がっています。

こちらは、「ギブレガラス」と呼ばれる白い煙のような筋が入ったガラスを使ったブローチ。沢山の色のギブレガラスを使うことで、賑やかで楽しいブローチになっています。

たくさんの色を使ってもうるさくならないのは、色の鮮やかさを抑え、同じ明るさで色味を揃えているから。制作した方の色彩のバランス感覚が伺えます。

最後に紹介するのは、こちらのブローチ。

緑色に赤色!?と思ってしまいますが、この組み合わせは「補色」と言って互いを鮮やかに見せてくれます。緑を明るい色味にすることで派手になりすぎず、さくらんぼのような愛らしさも感じられる見事な配色です。

一見見慣れない色の組み合わせでも、色の明るさや鮮やかさを調節することで美しい色彩を生み出すヴィンテージアクセサリー。

ホームページや広告、アクセサリーの作成やお部屋のインテリアまで、様々な場面で参考になる要素が沢山詰まっています。

マンネリ気味な時や創作に新しい風を吹き込みたい時は、是非ヴィンテージアクセサリーを参考にして色で遊んでみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

くらす

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