ドイツの提灯行列
こんにちは。ドイツ在住ワーカーのSaltufoです。
黄色に色づいた葉も散ってしまいましたが、街のいたるところでクリスマスマーケット用の小屋を建てているのが目にとまります。
11月の終わりから、いよいよクリスマスマーケットが始まりますよ~☆
聖マルティン祭
クリスマスマーケットの前に、毎年11月11日前後に行われるドイツの伝統的な子どもの行事があります。
昔話を少々、、
昔々、聖マルティンというとても慈悲深いローマの騎士がいました。真冬のある日、城門で寒さに震えている人に自分のマントを半分に切り与えました。その夜、与えたマントを羽織ったイエスキリストがマルティンの夢に出てきました。その後マルティンは洗礼を受けキリスト教徒になったということです。この逸話から、後世マルティンは貧しい人や騎士、軍人の守護神となっているそうです。
マルティンがマントを与えたその人が、イエスキリストだった。という説もあります。諸説はたくさんありそうですね。
そのマルティンが亡くなった11月11日が聖マルティン祭の日となっています。
その祭りは何をするの?
子ども達が自分で手作りした提灯を持って歌を歌いながら地域を練り歩きます。
南ドイツやカトリック色の強い地域では、マルティンの逸話を演じたり仮装した聖マルティンが馬に乗って行列の先頭にいたりするそうですが、私の住んでいる北ドイツでは宗教色があまりないので、馬に乗ったマルティンの仮装の人はいませんでした。残念。
今年はあいにくの雨模様だったので学校の周りを一周だけして終わりました。 行列が終わった後は、持ち寄りのおやつやパンを食べて終了しました。子ども用のホットワイン(ぶどうジュース+スパイス)をもらいました☺ 外は寒かったのでとても温まりました。
行列の時に歌う歌がかわいいです♡子ども達は学校で習ってくるのでこの時期は家でずっと歌ってくれます。笑
ではまた次回!
Bis dann.