お気に入りの場所~南アルプスを眺める~
こんにちは!
ワーカーのマルコです。
最近よく車や家でラジオを聴いています。
以前はかなりのテレビっ子だったのですが、家事をしながらテレビをつけているとついつい画面に見入ってしまって手が止まってしまい…最近はもっぱらラジオ派になりました!
テレビは見たい番組を録画して、ゆっくりできる時に見るようにしています。
先日も車を運転しながらラジオを聴いていたところ、パーソナリティーの女性がゲストの男性ミュージシャンに、「お気に入りの場所を教えてください」と質問しました。
こういう時、私もゲストになった気分でどう答えようか妄想します。
私が迷っている間にミュージシャンは、「お気に入りの場所はベランダ」と答えました。
ベランダで物思いにふけったりして過ごす時間が好きなので、部屋を借りるときもベランダの広さやそこから見える景色などを重視するというようなお話だったと思います。
なかなか難しい質問だなぁ。
誰にも求められていないのに考え続けながら運転していたのですが、信号待ちでふと視線を上げたときに思いつきました。
そうだ、私この道から見える景色が好きなんだよなぁ!
思わず道沿いにあった駐車場に車を停めてパチリ!
伊那谷に暮らしていると南アルプスが綺麗に見える場所がたくさんありますよね!
ここは広域農道から国道153号線へ繋がる道のひとつです。
頻繁に通る道で、ここが私のお気に入りの場所(風景?)といってもいいでしょう。
個人的な好みですが、この辺りから見える南アルプスの中でも特に鋸岳(2685m)から甲斐駒ヶ岳(2967m)、仙丈ケ岳(3033m)、北岳(3193m)に続く辺りのシルエットが最高です。
私はこの伊那谷で生まれ、あちこちに山が見えるのが当たり前の環境で育ちました。
思い返してみると10代の頃は当たり前の風景すぎて有難味もなく、もはや山々がそこにあることにも気づいていなかったというか、見えていなかったような…。
そんな私が山のある風景を素敵だなと思うようになったのはだいぶ大人になってからです。
きっかけは、県外から来た知人がこの伊那谷の山のある風景を見て「わぁ!すごいね!」と感激しているのを目の当たりにしたことでした。
馬鹿みたいに聞こえるかもしれませんが、「あ、ホントだ!すごい大きい山がある!」とあの時の私は本気でそう思いました。
そして、私たちの日常に溶け込んでいる山のある風景がこんなにも人を興奮させるのかとちょっと感激したのを覚えています。
それから私は急激に伊那谷の山のある風景が大好きになり、最近ではスマホのカメラを山に向けると山の名前や標高が分かるというアプリをダウンロードして楽しんでいます。
特にお気に入りは仙丈ケ岳で、天気が良いとクッキリと見える稜線にウキウキし、夏はその力強さに、冬は雪を被って荘厳な姿に惚れ惚れとしています。
まるで仙丈ケ岳が憧れの男性のよう(笑)
仙丈ケ岳を中心に南アルプスが綺麗に見えると、なんだか今日はいい日になりそうな気がする。
ちょっと元気になれる。
その風景を見ることが、私の日々の小さな楽しみになっているのです。
お気に入りの景色が自宅のリビングから見えたら最高だな。
いつか、南アルプスが綺麗に見える場所に家を構えたいなぁ、というのが私の秘かな野望です(笑)
今、世間はコロナウィルスによる新型肺炎の話題で持ちきりですね。
日々の小さな楽しみを大事にして、少し心を軽くして過ごしたいものですね。
早く、平穏な毎日が戻りますように…。