「よい便り」という花言葉を持つアヤメを求めて。
晴れた初夏の日、箕輪町上古田にて個人の農家さんが、遊休農地を活用しアヤメを栽培している畑を訪れました。
場所は、上古田運動場(グランド)近くにあるカタクリの里の看板を目印に進みます。
『上古田カタクリの里』の看板の下に「あやめ」と書かれた手作り看板を見逃さずに進みましょう。
車1台が通れる幅の山道を看板の矢印に沿って進みます。
のどかな里山の新緑の景色が続いた後、パァーっと視界が開け、辺り一面に広がった鮮やかな濃い紫色が目の中に飛び込んできます。
アヤメ畑の周辺は、きちんと草刈りがされていて歩きやすく気持ちがいいです♪
株分けしながら増やし続けてきたと思われるアヤメ、一体、何株あるのでしょうか?
見事に咲き誇り、どの角度から見ても楽しめます。
今年は、手作りの木製ベンチや丸太のイスが出来ていました!
間伐材を有効活用したのでしょうか…里山の景観にすんなりと溶け込み融和しています♪
日本の伝統色にある菖蒲色(しょうぶいろ・あやめいろ)。菖蒲の花のような青紫に冴えた赤みを加えた鮮やかな紫色のことであるが、この場所に座り、辺り一面に広がった景色を眺めていると、優しい木の温もりと共に、癒しの効果を持つヒーリングカラーの色彩が、精神的な落ち着きとリラックスを与えてくれます。
尚、漢字は「菖蒲」と一緒の表記でも、ショウブ科、アヤメ科と分かれるため、ショウブ・アヤメは別物の植物に分類されます。
そして静けさの中、風物詩のヒグラシやツクツクボウシ、チッチゼミやアブラゼミの大合唱に混じって野鳥のさえずりが響き渡り、とても穏やかな空気が流れているのを感じます。
また、アヤメ畑のすぐ横の敷地には、『カタクリの里』があるようです。