野沢菜はみそ漬けも美味しい

こんにちは。ワーカーのはるなつです。

長野に住み始めて6年目の我が家ですが、3年目の頃から続けている冬の風物詩が野沢菜漬けです。

野沢菜は乳酸菌豊富、食物繊維もたっぷりで「長野県の長寿の秘訣!?」
ともいわれますが、続けている一番の理由は、美味しいから。

スーパーでも手軽に購入できますが、じつはみそ味はちょっと珍しいです。

隣り町の辰野町のイベントで、初めて食べたみそ味の野沢菜があまりに美味しくて……
そのレシピを聞いて、そこから改良を重ねてきた我が家のレシピをご紹介します。

このレシピは塩漬けの工程がなく、1日だけで作業が終わる手軽さも魅力なのでぜひお試しください。

野沢菜の洗い場

野沢菜は霜に2~3回あたると、柔らかくなるとのことで収穫の最盛期は11月中旬ごろから。
その頃になると、産直にもたくさんの野沢菜が並び始めます。

今シーズンは野沢菜漬け4年目にして、洗い場デビューをしてきました。

正直、5㎏程度なら「家のシンクでも洗えるし、わざわざ行く方が大変」と思い、3年は自宅で洗っていました。

しかし箕輪町の洗い場は非常に良いので、おすすめです。

お菜洗い場のメリット

長野県では各地で設置されるお菜洗い場ですが、メリットは主に以下の3つ。

①広々とした洗い桶
長い野沢菜が根元から葉先までしっかりと浸かる洗い桶は、なかなか家庭で用意できません。

②お湯がたっぷりと使える
温泉のお湯で洗えるなんて幸せですね。やはり、たっぷりのお湯だと土汚れも落ちやすいです。

③野沢菜が美味しくなる
温泉のお湯で洗うと、野沢菜の漬かりも早く美味しく漬かるとか。
毎年出来上がりの味が違うので、温泉効果を実感するのは難しかったのですが、雰囲気だけでも美味しくなった気がしました♪

洗い方のコツ

野沢菜は根元が美味しいのですが、その根元に土が入り込んでいるためしっかり洗う必要があります。

根元はキッチンバサミなどで十字に切れ込みを入れます。野沢菜は束を崩さない状態で漬けるため、切れ込みの隙間から土をしっかりと洗い出します。

おすすめは、軍手をつけて洗うこと。
軍手をつけた手であらうと、軍手の繊維がスポンジがわりになり土を落としやすく、とても洗いやすいです。

洗った後はビニール紐などでひとまとめにして立てておくと、水が切れるため非常に効率的です。

箕輪町なら「ながたの湯」

箕輪町のお菜洗い場といえば、ながたの湯です。

だれでも無料で、期間中はながたの湯の定休日(火曜)以外はいつでも利用可能です。(2022年時点)

利用の際は、開催期間など問い合わせてみてください。

【2022年ながたの湯 お菜洗い場情報】
設置期間 :11月23日~12月11日
 時間  : 8:00~20:00
定休日  : 火曜
お問合せ先:0265-70-1234

野沢菜のみそ漬け~わが家のレシピ~

洗い終わったら早速家に帰って、野沢菜をつけます。

【材料】
・野沢菜 5㎏
・黒酢  100ml
・みそ  500g
・ざらめ 130 g (甘さ控えめです)
・塩   100g

①すべての調味料をボールなどで混ぜ合わせます。

②野沢菜の軸部分を中心に①の調味液をぬりつけ、漬物桶に入れていきます。
調味料がバランス良くなくなるように、ぬる量を調整してください。
(上の写真を参考に、調味液が所々まだらになる感じでOKです。)

③全ての野沢菜が漬物桶に入ったら、上から重しをのせます。
(わが家は漬物石3㎏×2個です。)

涼しい部屋に置いておくと数日で水分が出てきて、野沢菜全体が汁の中につかります。
時々様子をみて、2週間頃から味見をしつつ漬けあがりを判断しましょう。

※注意 白い膜状のものが表面に出てくる場合がありますが、これは産膜酵母とよばれるものです。
無害ですが野沢菜の味を悪くしてしまうため、気がついたら取り除くようにしましょう。

野沢菜の漬けあがりと保存方法

ずっと漬けておくと、乳酸発酵が進んで酸味が強くなっていきます。

程よく漬かったら、汁気を搾り1束ずつまとめてジッパー袋などの保存容器に入れて冷蔵庫に保管してください。
それでも少しずつ味がかわっていきますが、冷蔵庫保管の方が長く美味しい状態で食べることができますよ。

ちなみに5㎏の野沢菜は、 大人二人で春を迎えるころにはほとんどなくなってしまいます。

今シーズンの野沢菜漬けはもう終わりですが、ぜひ来シーズンにお試しください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。