銀のスプーンを蘇らせる日

こんにちは。ローカルライフのライター、カナフィルです。
ひな祭りも過ぎ、穏やかな春の足音が聞こえてきました。

暖かくなってくると湧いてくるのが、寒い間に後回しにしていた片付けに取り組む意欲。
昨日、棚を整理していたら、こんなものが出てきました。

そう、銀のスプーンです。

祖母から貰った銀のスプーン

少し前に祖母から貰った、銀製のスプーン。
美しい装飾や佇まいがなんだか敷居の高く思えてしまって、ずっと触れられないでいました。
少し変色もあるので、どうしたらいいのだろう…と途方に暮れていたのも覚えています。

でも、ここでもう一度出会ったのも何かの縁。
どうにか日常生活に取り入れたい、と変色を取り除けないか調べてみることにしました。

銀の変色を戻す方法

一般的にはシルバーアクセサリー等に使われる磨き液を使うのが一番良いようですが、取扱店が少ないとのこと。
そこで今回は、アルミホイルと塩を使う方法を試してみました。

まず、フライパンにお湯を沸かし、アルミホイルを底に沈めます。

そして、塩を溶かします。アルミホイルを覆うくらいの量が必要になるので、大さじ5杯入れています。

最後にスプーンを投入。5分間煮込みます。

5分ほど沸かしていると、だんだん色に変化が。

5分後取り上げてみると変色が消え、シルバーの輝きが戻っていました!

これは、塩とアルミの化学反応によるものだとか。
水気が残ると今度はさびてしまい、この方法では元に戻せなくなるそうなので、よく拭き上げます。

家にあるもので簡単にできますので、変色してしまったシルバーのアクセサリー等があれば是非試してみてくださいね。

※今回使用した方法は体に害のある成分を発生させないため、フライパンは日常的に使用しているものを使っています。気になる方は、要らないフライパンで行ってみてください。

スプーンと一緒に心も磨く

スプーンを無心で拭き上げていると、祖母との思い出が蘇ってきます。
一緒に博物館に行ったこと、手作りのトートバッグをプレゼントしてくれたこと…
銀のスプーンが綺麗になる度に、心の中も磨き上げられていくようです。
遠出がはばかられる時勢が続きますが、これが終わったら、祖母と一緒に銀のスプーンでお気に入りのチョコレートのアイスを食べたいものです。

最後までお読みいただきありがとうございました。