おうちで出来る簡単金継ぎに挑戦

こんにちは。ローカルライフのライター、カナフィルです。
急に暑くなってきましたね。家族の食欲も心なしか少し減退気味です。
少しでも生活に凉を取り入れるべくガラスの食器を取り出したのですが…

ガシャン。
…悲しいかな、真っ二つに割れてしまいました。

10年選手なのでそろそろ処分した方が良いのですが、この器を囲んだ思い出を思い返すと、中々手放せず…
調べてみると、日本の伝統「金継ぎ」で食器を蘇らせることができるようです。

おうちで出来る金継ぎアート

金継ぎと言えば、漆と金箔を使った本格的で難しい技術…と思われがちですが、
耐熱・耐水性のボンドと「ゴールドライナー」と呼ばれる金色のアクリル絵の具を使っても金継ぎに似た出来栄えになるのだそう。
どちらも耐水・耐熱性があるものを選ぶことで、水洗いはもちろん、電子レンジや食洗器にも使える仕上がりに。
本格的な金継ぎに比べると材料が安く手に入るのも嬉しいですね。

早速食器を直したところ、もともとの透明感に金色のアクセントが加わって世界に一つだけの食器に生まれ変わりました!
少し時間はかかりますがとても簡単に直すことができたので、よろしければ参考にしてください。

おうち金継ぎに必要な材料

・直したい食器
・食器に使える耐水・耐熱性のあるボンド
 (耐水 耐熱 食器用ボンド等で検索すると購入できます)
・ゴールドライナー

おうち金継ぎの手順

①割れた食器にボンドを塗ります。

けがをしないように、作業中はゴム手袋をするのがおすすめです。

②それぞれの断面にボンドを塗り、10分待ってから貼り合わせます。

10分待ってから貼り付けることで強度が増し、壊れにくくなります。
断面から少しボンドがはみ出しても後で修正できます。

③そのまま15分置いておきます。

しっかり乾かすことでより割れにくくなります。

④はみ出した部分をつまようじ等で取り除きます。

少し力を入れるとぺりぺりと剥がれていきます。

⑤袋に乾燥材と一緒に入れて口を縛り、24時間乾燥させます。

海苔などに入っている乾燥剤を使っています。
乾燥剤がない場合は風通しの良い場所で乾燥させてください。

⑥ゴールドライナーで割れ目をなぞります。

チューブに入っているので、少しずつ押し出して割れ目に乗せていきます。
線が少しずれたり曲がったりしても大丈夫。より味わい深く見えます。
24時間風通しの良い場所で乾燥させて、出来上がりです。

今回はガラスの器を直しましたが、黒色の陶器のお皿やティーカップ、コースターなどに金継ぎをしてもおしゃれに仕上がると思います。
食器は割れる運命と隣り合わせ。割れないのが一番ですが、こんな風に修理するのも楽しいひと時です。
物を大切にしようという気持ちがまた少し大きくなりました。

最後までお読みいただきありがとうございました。