熱い紅茶が飲みたくて。「ティーコージー」作りに挑戦。
先日、長野県の北中部に発令された大雪警報。
伊那谷を擁するここ南部でも注意報が発令され、状況によっては警報になる恐れがあるということで、それはそれは気を揉みました。
食料品のストックを確認したり、玄関先や道路に塩カルを撒いたり、いつでも雪かきに出動できるよう、スコップと防寒装備を玄関に準備したり。
翌日の積雪を想定し、目覚まし時計は“朝5時”にセット。 『明日は駐車場と道路の雪かきからスタートかな…』と、覚悟して就寝しました。
結果、今回は杞憂に終わりましたが、雪による大きな被害も無かったようで何よりでした。
寒い朝に欠かせないもの。
雪は無くとも、ここは寒冷地・信州伊那谷。
朝晩の気温がしっかりと氷点下を下回る日が続いています。
この寒い時期の私の暮らしに欠かせないのが、温かい飲み物。
特に冷え込んだ朝は、熱く濃く、そして多めの砂糖でしっかり甘く淹れた、たっぷりの紅茶が欠かせません。
しんと冷え切った、朝の台所。
カップに注いだ途端に立ちのぼる大量の湯気に眼鏡を曇らせながら飲む、熱い紅茶の圧倒的な美味しさと幸福感!
凍えた身体と心が、熱さと甘さでホッとほどける感じがたまらなく幸せです。
そんな寒い時期に一層美味しさを増す紅茶ですが、ちょっぴり悩み事が。
それが、「冷めるのが早い」こと。
いつもティーポットに数杯分をまとめて淹れるのですが、淹れたそばからみるみる冷めていってしまいます。
どうにかポットを温かいまま保つ方法は無いものか…?
考えた結果、『ティーコージーを作ってみよう』と思い立ちました。
可愛くて機能的。「ティーコージー」とは。
ティーコージーは、ティーポットを覆い、お茶が冷めないよう温かく保つ為のカバーです。「ティーコゼー」や「ティーポットカバー」、「ティーポットウォーマー」とも呼ばれます。
普段使っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ティーコージーといえば、上のイラストのようなポットをすっぽり覆うタイプで、 詰め綿などの保温材が使われた布製のものが真っ先に思い浮かびました。
…が、ミシンが無い我が家では、このタイプのものを作るのは難しそう。
さてどうしたものかと調べていると、毛糸で編むタイプのティーコージーがあることを知りました。
編み物に初挑戦!…したけれど。
毛糸で編まれたティーコージーは、ボタンがついていたり、セーターのような形になっていたりと、個性的で素敵なデザインの作品がたくさん!
なかでも目を引かれたのが、ニット帽のようなデザインのもの。大きなポンポンがついていて、三つ編みのような模様があって。
この三つ編みのような模様。どうやらこれは『アラン模様』というもので、棒編みでつくる模様のようでした。
そうとわかれば早速道具を揃えて、いざ棒編みに初挑戦!
ワクワクしながら編み始めました
…が。
悪戦苦闘すること数時間。
完成した記念すべき最初の棒編み作品が、こちらです…。
…棒編みって、難しいですね。
何故か編み目の数が減っていってしまうのですが…?
早くも心が折れてしまいそう…。
気分転換に編み物好きの方たちのSNSを覗いて見ていると、どうもこのニットのティーコージー、初心者にとっては比較的難易度が高いらしく。
さらに私のような”超”がつくような初心者は、「棒編み」ではなく、まずは「かぎ編み」から覚えるのがオススメのようです。
いきなりのティーコージーは、ハードルが高かったようで…。
ということで気を取り直して、かぎ編みの基礎から練習をはじめてみました。
湯気の彼方のティーコージー。
練習開始からしばらく経った現在。
かぎ編みで何種類かの編み方ができるようになり、コースターやエコたわしといった小さめの作品が作れるようになりました。
いくつになっても、
『できることが増える』
『できなかったことが、できるようになる』
という経験は、嬉しいものですね。
編みあがった作品を見ながら、達成感で顔がにやけてまいました。
とはいえかぎ編み、そして棒編み習得までの道のりはまだまだ長く、ティーコージーは、はるか湯気の彼方。
焦らず、のんびり習得していきたいと思います。
“熱い紅茶が飲みたくて。「ティーコージー」作りに挑戦。” に対して1件のコメントがあります。
この投稿はコメントできません。