「伊那谷のお雑煮」って?郷土色豊かなご当地お雑煮の話


はじめまして。
本年よりこちらのブログの担当に加わった、 ワーカーのyoshinagaと申します。

食べることが大好きで、「値が張る野菜も、自分でつくれば採れたて新鮮なものが思う存分食べられそう」という理由で、昨年からは畑仕事も始めました。

綺麗な水と空気に恵まれ、美味しいものがたくさん育つこの伊那谷で、実際に暮らしていて感じたことや、暮らしの様子などを中心にお届けしていきたいと思っています。

“私の目線”というごく狭い観測範囲の事柄になりますが、どうぞよろしくお願いします。

1月といえば、「お餅」のシーズン


普段はそれほど食べないけれど、この時期だけはググッと消費量があがるもの。

それが、「お餅」ではないでしょうか。

上の写真は、実家から届いた自家製の切り餅。
毎年お正月が近くなると、両親がその年に収穫したもち米を搗き、切り餅にして送ってくれます。

このお餅、シワが入っていたり、端が丸くなっていることがしばしば。手作りならではの温かみを感じて、見つけるとつい微笑ましくなってしまいます。

我が家では、毎年このお餅でお雑煮をつくっています。

我が家のお雑煮、故郷のお雑煮。


実は我が家には、現在「ウチの雑煮はこれ!」という決まったレシピがありません。

ではどうしているかというと、全国各地の個性豊かなお雑煮の中から、美味しそうなものや、作るのが簡単そうなものをチョイスして作っています。

時には、グルメ漫画に登場するお雑煮を再現してみたり。

今年のお雑煮は、畑の青菜と鶏肉を使った江戸風(?)のお雑煮。
小さめに切った鶏肉に、醤油と酒、砂糖で軽く味付けをするのは、夫の実家の味。噛むと、ほんのり甘い肉汁がジュワリと染み出してきて美味しいです。

ちなみに私の故郷、新潟県の実家周辺地域のお雑煮はこちら。


贅沢な食材をふんだんに使った、彩りも鮮やかな「ご馳走」という見た目ではありませんが…
これがまた、しみじみと美味しい。
食材の旨味や出汁が、汁にたっぷりと溶けています。

お餅は切り餅、汁は醤油仕立てのすまし汁。
主な具材は、白菜、鶏肉、大根、油揚げ、こんにゃく、ちくわ。

そして忘れてはならないのが、ぜんまい。

同じ地域でもご家庭によって材料は異なると思いますが、おそらく「ぜんまい」は共通する食材です。

メートル単位で積雪がある雪深い土地ながらも、冬場に保存がきく白菜や大根、塩漬けにすることで春から冬まで長期保存できるぜんまいを使うなど、昔の人の知恵と工夫が感じられるお雑煮です。

「伊那谷のお雑煮」とは?


郷土色豊かなお雑煮ですが、それでは「伊那谷のお雑煮」とは、どのようなものなのでしょうか。

身近な人たちに聞いてみたところ、新潟県のお雑煮と同じく、「切り餅」と「醤油仕立てのすまし汁」は、ほぼ共通。
ただし具材は細切り昆布、人参、大根、里芋、牛蒡、鶏肉、冬菜…と、多種多様。
やはりご家庭ごとに、個性あふれるレシピがあるようです。

『共通する具材はあるのか?』

『どの具材が最も使われているのか?』

統計をとったら、ちょっと面白そうですね。


年の初めに食べるハレの日のご馳走、お雑煮。
いずれ、実家のお餅と家で採れた食材を使った「我が家のお雑煮」レシピを作れたら、と考えています。

それでは、また。